aikokuken-ryuji 日々の草稿

日々aikoku=愛国.音楽大好きな犬=ken@10年20年もっと後の日本に世界に平穏あれ。

『共産主義による罪』と『お花畑=無知 による罪』の紙一重を問う超短編小説②📖

こんばんは。aikokuken-ryujiです。 

 8月に入りましたね。今月も不定期ですがちょこちょこブログ更新していきますので、ご愛顧の程よろしくお願い申し上げます🙇🙇


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さて今回は『共産主義による罪』と『お花畑=無知  による罪』をテーマに、拙作ながらまたまた超短編的小説を書かせていただく事と相成りました。😅

前作の『梅雨時』も、かなりの中途半端な出来となってしまいましたが、今回もそうなりうるやもしれません。😣

何卒、お許しいただきますようお願い申し上げます。m(_ _)m

 

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『邂逅』

 

(一)

 

妻の秀子が手慣れた様子でいつものように床を敷いていると、不意に低い唸り声のような静かなる轟音が窓の外に響いた。

秀子は立ち上がって窓を開けると、どうした事であろう、、今宵は日中の天候より予期せぬ雨天からの水飛沫がみてとれた。

「貴方、雨ですわよ。お昼間のお天気からは想像もできゃしなかったわネ...」

長らく机上とにらめっこを続けていた本木公二は、妻の嬉声とも落胆ともとれぬ声色に振り向き、

「あぁ、そうかい。昼間はあんなにお日様カンカンだったのになぁ」

と低く呟いて妻のもとへ歩み寄った。

窓外をのぞき見る。  なるほど、よく降っている。

「貴方、雨なんて久しぶりだわね!  明日の天気大丈夫かしら!?」

「なんだい??  明日の天気ってのは」

「あら、もうお忘れなの?  明日、近所のご婦人方と芝居観に行こうってお約束してたのに......」

本木氏は、渋い顔をして斜めから妻を見た。

「そりゃ君......天に聞かなけりゃァ、わかりゃしないぜ」

「(ふふと口をすぼませ)あら、そうね。貴方の好きな天照大神に明日の事ようっくお願いしておかなくちゃ」

妻は絶えず上機嫌で、楽天的な様子を夫に見せたあと、そそくさとその場を立ち退いた。

「おい、寝ないのか?」

夫の呼び掛けにめんどくさそうに「御不浄よ!」と声だけ与えて厠の戸を強く閉めた。

本木氏は、しばらく窓外を見つめていた。

「ここんとこ、降らなかったが、ここに来てようやく天の恵みかぁ...。なんだか、俺もいい物が書けそうな気がするな。うん、きっとこの愛する日本の為に、ひとつでも良い話が書けそうな気がする!  そうなればだ......今書いてる探偵物は途中で切り上げた方が良さそうな気配だな。うん......雨もこんだけ降ってる事だし」

妻はいつの間にか小水を済ませ、独り言をぶつぶつ言ってる夫の傍らに座り込んでいた。

「貴方......何、ぶつくさ言ってるんです?  もう寝ないと」

と、夫の腕に絡み付く妻を一瞬ではね除け、本木氏は立ち上がり帯をほどき始めた。

その様子を見て、「あら、お出掛け?こんな時間に......」

「うん。ちょっと雨降りの町を歩いてみたくなったものでね。あ、君は先に寝ていていいよ。気にしないで」

秀子は、少しふて腐ったような表情で俯き加減になったが、夫のこの突然の「外出癖」には夫婦(めおと)になった時分から承知していたもので、直ぐ様諦め、外出用の着物を箪笥から出して夫に手渡した。

「傘、お要りでしょう?」

「......あぁ。この降りじゃ、要るね。もう少し小降りなら被るもの無しで出掛けたい心境だったのだがね」

今夜の本木氏は、何故かうきうきしていた。

妻にもそのように見えた。

自分でもよくわからないが、何故か雨降りの景色を見た途端、その渦中に飛び込んでみたくなって嬉々としている自分の意気の高揚したる心中がよく解せずにいるのだが、本木氏はとにかく出掛けたくてしょうがなかった。

玄関先で火打ち石を チンチン と鳴らし、秀子は酔ってもいない目を泳がせ、今にも弾け飛ばんとする夫を見送った。

 

(二)

 

本木氏は、傘を手にまるで子供のように、はしゃぎながら雨の降りしきる町を歩いた。

ともすれば「Sing'in in the rain♪」と口笛とともに口ずさんでしまうような陽気さであった。

外出用の着物の裾も、すでに水気にやられびしょびしょになっている。

しかし、そんな事も構わず本木氏は、雨の中を楽しそうに跳び跳ねている。

ふと、いつもの商店街に差し掛かると、雨中の中に朧気な飲み屋のネオンや、街灯などが余計にファンタスティックに見えて、なんでもない事にも感動してしまい、余計に欣喜雀躍せんところの本木氏は、周囲から見れば気違いに見えたか、ジーン・ケリーに見えたか......。

恐らく、多数派は前者だと思う。

そして、何を思ったか駅に向かった本木氏は、新宿までの切符を買い、山手線に揺られた。

電車の中では、こんな午前様のような時間になっても乗客の多いことに、本木氏は半ば驚愕していたが直ぐに窓の外を見遣ると、そんな雑念も消えた。

 

やがて、新宿に着くと、乗客の半数以上が洪水の如くホームに溢れ出た。

ほとんどが頑迷固陋な会社員がほとんどであったように本木氏の目には映じた。

自分は物書きで、決して雇われ者ではない故に自由人であるという誇りを持つと同時に、毎回まとまった収入の獲れる身分ではないという思いが頭をもたげ、煩悶を呼ぶ。

彼の「外出癖」には、いつもついて回る煩悶である。

自分のような物書きは、所詮"やくざ"な稼業なのか......。

そして、まるでロボットのように雇い主の支配下のもとで何もかも従順になり、汗水垂らして働く薄給の傀儡どもの稼ぎや生活こそが安定しているのだろうか......。

そんな思いを抱いているにも拘わらず、本木氏は物書き生活から抜け出せずにいた。

いや、当人がこの商売に決定的な疑念を抱かぬうちは、やめないだろう。

そして、本木氏は日本の現状を憂いているからこその執筆活動に明け暮れているのだから。

 

(三)

 

本木氏は、未だ降り続ける雨と同化したように傘をぷるぷる回し、歩き続けた。

が、今書いてる探偵物よりも良い作品にとっかかる思案を見出せないままでいた。

今書いてる探偵物......  というのは、戦後の荒れ果てた東京が舞台で、文無しの探偵が貧民街で起こった猟奇殺人に挑むというもの。

かつて戦後の町を闊歩した朝鮮進駐軍の悪行を重ね合わせて書こうとしていたものだが、一人前に犯人の使ったトリックやら殺人の手法やらに行き詰まりを感じて、それから先が書けないままになっていた。

ただ、朝鮮進駐軍による悪行をそのまま書こうと思えば、本木氏にとっては容易い事なのだが、いかんせん探偵物といえば、謎解きが絡んでくる。

そのもつれた細い糸を、探偵がいかにして紐解こうとするかを読者は期待しているのだ。

残念ながら、本木氏にはそのようなもつれにもつれた糸を如何にしてほどこうかという解釈が書くことができない作家であった。

はなから探偵物など無理だったのだ。

本木氏は只、衷心なるは朝鮮進駐軍の悪行や支那共産党による日本に及ぼした影響をのみ書けるというもの。

これをエンタテイメントなる探偵物に置き換えたなら、本木氏の絶筆となるは無理からぬ事であった。

彼は純粋すぎるのだ。それ故、世間受けする作品を未だかって書けたためしがない。

だが、そういうものが書けないのなら当然の如く飯は食ってはいけないし、妻の秀子にも多大な労苦をかけることになる。

彼は太宰治志賀直哉などをことのほか羨ましく思った。

奴らに書けて、何故俺には書けぬのか......。

ふと、さっきまで雨の中、喜び勇んでいた本木氏の目に涙が浮かんだ。 

自分が書けないからではない。自分が書けないことによって、妻の秀子が容易ならぬ苦労をしょいこんでしまう事を悲嘆しての涙である。

そんな本木氏のうなだれた肩を、軽く叩く者がいた。

本木氏は矢庭に傘をたたんで、肩を叩いた主をみとめた。

「間違ってたらすみませんが、あなた、本木公二さんではないですか?」

「(立ち上がり)えっ?  ええ、僕は本木ですが、あの......あなたは......?」

「いや!  やっぱりそうでしたか。僕ですよ。同じクラスメイトの有島です。有島芳男ですよ」

有島  と名乗るこの小男は、満面の笑みを浮かべて本木氏の両肩をがちっと掴んだ。

本木氏は、最初この男が何者かわからなかったが、ふと幼少期に思いを馳せると、なるほど、その男がガキ大将にいつもいじめられていた有島芳男であったとすぐに思い出す事ができた。

「お......おぅ!  お前か。久方振りだな。どうしてた?」

「久方振りは変だな。なんだか武士みたいな物言いじゃないか。僕は元気だよ。今、ある議員の秘書をしてるんだけども、君はどうしてた?」

本木氏は一瞬顔面を強張らせた。

言うべきか......?  言わざるべきか......?

果てして彼はこう言った。

「あ、あぁ。相変わらず書いてるよ。しがない物書きさ。今じゃ雑誌をみっつ掛け持ちしてるよ」

真実と嘘をうまい具合にミックスさせ、有島芳男にそれとなく現状の自己紹介をしてみせた。

「そうかい!  いや、おめでとう。君も今じゃ立派な小説家ンなってたんだな。友人として僕も嬉しいよ!」

有島は、まるで本気で喜んでくれているようにも見えた。

本木氏はそれを見て、心底嬉しくもなりしたが、同時に恥ずかしい気持ちも胸をかすめた。

 

(四) 

 

二人は駅近くの居酒屋に入った。

有島は麦酒(ビール)を、本木氏は焼酎を頼んで落ち着いた。

「君は焼酎派だったかい?  知らなかったよ。麦酒は飲まないのかい?」

「いや、麦酒はどうも体に合わないらしくてね。もとい、僕は大学生の頃より焼酎を嗜んでたものだからね」

「そうだったよなぁ。でも、君は作家としての志を決めていたというのに、何故大学では法学部だったんだい?」

「......六法に興味があってね。あと憲法のこととか。」

「そうかい」

話してるうちに麦酒と焼酎が運ばれてきた。

本木氏と有島は、各々を手に持ち、久しぶりの邂逅を祝って乾杯を交わした。

有島の方は、中ジョッキの麦酒をすごい勢いで飲み干し、だん  とテーブルに置いて一息ついた。

本木氏は、一気に飲みはしないものの、グラスの真ん中らへんまで飲み、有島の乾杯に応える形をとった。

「いや~、しかし、ここで君に会えるとは思ってもいなかったよ。何しろ、知り合いはほとんどが音信不通でね。僕も探してるところなんだけども......なかなか、見つかりゃしない。この広い東京では  ね」

「ほぅ。探してるって、なんで?」

「いや!  そりゃ君。僕の支持する政党にだね。議員にだね。ひとつでも多く票を入れてもらわにゃあ......と思ったもんでね」

「近く選挙でもあるのかい?」

「いや。無いんだがね......君、今や政権与党の腐敗ぶりを見るにつけて、ここらで総理を引きずりおろさんと一大発起に乗り出さなきゃ、君、日本の未来はどうなることか......と嘆いているのだよ」

中ジョッキの麦酒一杯で、もう酔いがまわったのか??

本木氏は、有島の顔をまじまじと観察した。

両頬赤く染まりしも、目はまだそんなに赤くはない。

虚ろでもない、泳いでもいない。

有島は、まだ管をまくほどに酔ってはいまい。

「日本の現状?  うん、それは僕も同じ気持ちだよ。このまま行くと、どうなることやらだね」

「(顔を上げ)本木さんは、今の与党を許さないですよね!?」

こいつ......酔ってるのか?  それとも見せかけか?

どちらにしても、有島は現政権にただならぬ不満と疑念を抱いている。

本木氏は、現政権の支持者であるのだが、100%支持しているか?と問われれば、詰問するに至るだろう。

何しろ、総理大臣がその席に腰を落ち着かせてから未だに8月15日の終戦の日(本木氏は、終戦記念日という呼び名を断じて嫌うところがある。)靖國神社に正式参拝をしたためしがないのだから、国を憂いる日本国民の一部にとっては苦言を呈す者も出るのは無理からぬ事なのだ。

しかし、本木氏はあくまで基本的には現政権支持者である。

「ねぇ、どうなんだ。君は現政権に一抹の不安や不満も見受けられないかね?」

「あっ?  あぁ...少しね」

そう言うと本木氏は、アテに頼んだ蒲鉾(かまぼこ)を苦々しく啄んだ。

「そうだろう。僕は今の総理大臣はじめ閣僚なんかが大嫌いでね。また、その尾ひれについてネットでギャアギャア喚いてる論客も好かないがね。まァ、金にはなるんだろうがね」

「論客って?」

本木氏は、敢えて聞いてみた。

「ホラ、よくYouTubeとかのネット番組でグダグダ言ってる評論家ですよ。日本の伝統文化だの天皇だの、果ては韓国人は日本から出ていけだの愚にもつかん戯言を言ってる奴らですよ」

本木氏には有島が名指しでは無いが指摘してる人物像には、いくらかの想定がついていた。

自身の職業である執筆は、今風にキーボードを叩くのではなく、原稿用紙をわざわざ買ってきて鉛筆などで書くいわゆる古風なスタイルを固持してはいるのだが、そういう世相や政局の情報源は、もっぱらネットを活用しているので彼には有島が口先で批判している論客が誰なのかはだいたい予想がついた。

「ところで......君の支持する党ってのは?」

有島は、二杯目の麦酒を  ぐっ  と飲み干し、机上にどんと置くと袖で口のまわりを拭いた。

そして本木氏の目をじっと見つめ、

「......知りたいかね?」と、半ば酔いの手伝うところの優越気味に呟いた。

本木氏は、素直に軽く頷いた。

「実は、半年ほど前から『赤旗新聞』を近所に配る仕事を仰せつかってね。いや何、朝早いったらありゃしない。ハハハハ」

赤旗新聞!?  もしや......。

本木氏は驚嘆した。もしやこの男の支持政党とは......。

「新聞を配るって......君は議員の秘書をやってるんじゃないのか?」

「あぁ、やってるよ。でも先生から言われたのさ。初心に戻ってまず新聞を配るところから頑張れって」

そうだ。有島は間違いなく共産党支持者だ。

本木氏が最も嫌う、アカの政党、日本共産党

彼はこの次、どう会話を切り出していいのやらわからなくなってしまった。

しかし、本木氏から話すのを思慮する必要はなかった。

何故なら、三杯目の麦酒をグラスの真ん中あたりまで飲み干していた有島の饒舌が、本木氏を自然と聴き手役へといざなったからだ。

 

(五)

 

時間は夜10時をまわったところだ。

この時刻から依然として酔客の方々での盛り上がりや談笑は、賑やかになるばかりである。

有島は、麦酒のもう三杯目を飲み干してしまうところだ。

対する本木氏は、一杯目の焼酎をようやく飲み干さんとするところである。

「いいかい?  今の防衛大臣なんてのはだね、着飾る事しか考えてない。国の為に祖国防衛とか言って、自衛隊を国軍にとか言ったりしてるけど、あんなのはナンセンスだよね。ましてや在日米軍をいつまでも沖縄に置いとくのなんか僕ァ、反対だ。何故だか教えてやろうか?  え?」

「ほぅ......何故だい?」

「そりゃお前ぇ、アメリカは明けても暮れても戦争ばかりしてやがる国よ。下手すりゃ今度はどっかと戦争おっ始めかねない。日米安保で日本政府がそれに加担してみろ。国民の生命が危険に晒されるんだぜ?  日本人は、戦争したくない民族なのに、無理やり戦争に駆り出されるんだぜ?  将来の希望もある若者たちが。これを悲劇と呼ばずになんて言う?  えぇ? そうだろ、本木しゃんよ」

本木しゃん  とは、、有島の奴、かなり呂律がしどろもどろになってきている。

しかし、有島はやはり共産党支持者だ。

戦争反対、個人的生命尊重の立場を主張する日本人は、そのほとんどが憲法9条の信奉者である事実は否めないものである。

先の大戦では、自分の将来など二の次に、国を守る最後の砦となって自ら死んでいった特攻隊の若者がいたというのに。

今では、憲法9条を盲信する日本人が多いために、神風特攻隊は歴史上軽視されているままなのだ。

本木氏の胸に、やりきれない焦燥感が沸き立った。

そして、意を決して有島に言った。

「しかし君、今沖縄から在日米軍を撤退させたら、沖縄はどうなるんだい?  すぐにでも中国が攻め寄せてくる可能性だって捨てきれないんじゃないのかな?

中国は、連日尖閣諸島を領海侵犯しているのだから、その本願は沖縄の領略なのだとすると......」

「(本木氏の言葉をさえぎり)いや、アンタの言う事は、万に一つの妄想に寄りかかった妄言だ。いや、暴論だ!  中国が沖縄を攻め落とす?  ハッハッハ、、君、寝言は寝てから言えよ。中国が沖縄に攻めてくるわけなんかないじゃないか。だいいちテレビでもそんな報道はされていない。確かに、尖閣周辺をうろつく中国船は日本政府にとって問題なのだろうが。でも、それがどうしたって言うんだ?

彼らは、我々に危害を加えたりなんかはしない。いや、もっと言えば海域を誤ってたまたま入ってきただけなのかもしれないじゃないか。それを海上保安庁が威嚇するなんて、日中関係が悪化しかねない。海上自衛隊護衛艦が出てくるなんてもってのほかだと思うがね」

「いや......でも、現実に彼らはチベットウイグルを武力でもって鎮圧し、そのあとでも弾圧をしてるじゃないか。えらく酷い仕打ちをね。それに抗議する為に彼らは焼身自殺をした。これがどんなに悲惨な事か、この流れが沖縄に及んでくる可能性は大いにあり得るとは思わないか!?」

「あり得んね。鶴の一声で君に諭しの言葉を与えよう。百歩譲って中国が日本に何か危害を加えるような事をしたとしよう。それは中国に対して、真摯な態度を示さなかった傲慢な政府に責任があると思うね。

まして南京大虐殺がまるで嘘のような事を喧伝し中国当局を刺激するような一般ピープルのバカがいるせいもあって、中国をそのような凶行に駆り立てたのだとしたら?

真に悪いのは日本人という事になるよ。必然的にね」

「それは君、筋が通ってないんじゃないか?  君はどれほど中国の事について知ってる?

彼らが我々日本人に対して、どれだけの憎悪と嫉妬と劣等感を感じているか、理解した事がないのか?  南京大虐殺も仮に本当にあったとしたら、当時の資料やらがとっくに出ている筈だろう。しかし今日に至るまで何一つ確証たるものが現出していない。だから南京大虐殺は中国政府が打ち立てたデマだと言わざるをえないのだよ」

「......本木さん、あなたがそれほどまでに無知で無教養な人間に成り下がってしまったのだとは気づきもしなかった......。少なくとも、さっき何十年かぶりに会った瞬間にはね!」

有島は、そう言い放つと強くテーブルを叩いた。

すぐ横のお客が  きゃっ  と小さな悲鳴をあげて身を引いた。

有島がそのお客に対して、すまなさそうに会釈してからは、普通に連れの男性と会話を続けていた。

何やら日本語ではない言語だ。  少し女性が酔ったためかフラついたら相手の男性は「大丈夫?」ととれる何かを呟いた。

女性もそれに応え、座り直した。

そして男性は、女性に「飲み過ぎだ」みたいな感じの言葉を発してから「アラッソヨ?」と女性を指差して言った。

アラッソヨ  とは韓国語で「わかったか?理解できたか?」の意味であるのは本木氏には判ずる事ができた。

本木氏と有島の隣に座している客は韓国人だった事が本木氏には漸くわかった。

本木氏は、随分気持ちが悪くなった。

今までの有島の話に付加し、隣席の韓国人に対しても大きな要因を占めていた。

えてして、本木氏は閉口した。

 

(六)

 

本木氏と有島が店を出たのは、11時半頃だった。

有島は、その後も在日韓国人に友達がいるだの、在日韓国人に日本から出ていけと言うのは差別だからそういう事を平気で言う日本人は恥知らずだのさんざっぱら管(本木氏にとっては)を巻き続けた。

しかし、話の最後で「日本はいつまでも在日米軍にお世話になっていてはいけない。日本が正規の軍隊を持って、在日米軍をとっとと日本から追い出すべきだ」と啖呵をきった。

有島との会話で、唯一同調できる点は、本木氏にとってはその一点だけだった。

自衛隊が国軍となる、、それは長い間アメリカの傘下に甘んじている日本にとっての自立心の第一歩になると信じて疑わないからだ。

有島にとっては、沖縄県民が在日米軍による婦女暴行やオスプレイの騒音、危険性を除去したい考えから成るひとつの結論付けだと思うが、本木氏は、日本が軍隊を持つ  という有島の主張だけは自分と意見が合致するので、そこだけは素直に認めた。

半ば、討論会のようになってしまったにも拘わらず、別れる時の有島の顔は妙にほころんでいた。

別れ際に「今日は君に会えて、いろいろ話ができて実に楽しかったよ。久しぶりに良い気持ちにさせてもらったよ。ありがとう」

と本木氏に握手まで求めてきたのに、本木氏も笑顔で応えるほか術なかった。

其の実、有島は単なるお花畑日本人であって、韓国や中国のように真から日本という国を憎んでいるわけではないのだ。

ただ、2670余年続く日本国家についての認識が若干足りないだけなのだと。

本木氏も、日本の歴史的真実を頭から爪先まですべて知っているわけではないが、今日本が危機に瀕している  という事実からは目を逸らせないでいる。

そういう意味では、本木氏も純粋だが、有島も果たして純粋なのだろうか......?

 

宵も深まり、電柱に寄りかかって空を見上げた。

いつの間にか沛然の雨は、なりを潜めて上空には厚い真っ白な雲が漂うばかりである。

いつまた降り出すかしれない空模様に、本木氏は酔歩蹣跚(すいほまんさん)たる足取りで、駅の方へと歩き出した。

そして、電車の中で、今書いている探偵物をきっぱりと打ち切り、違うものを気持ちを新たに書いてみたいとの想いが、一層強くなった。

高田馬場駅を過ぎたところで、窓にぽつりぽつり、雨雫が吹き出物のように本木氏の目に映じた。

ふと、本木氏は手元の傘を確認した。

あの居酒屋にもしや忘れてきてはしまいかと、少し不安になり。

 

 

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如何でしたでしょうか...❔💦

『梅雨時』に続いての拙作を最後まで読んで下さった方に、本当に感謝を申し上げます。m(_ _)m 

日本には、北朝鮮は悪いけど韓国は違う  という誤った風潮やマスゴミによる情報操作が一般国民に認識されています。

本当の、真実の歴史というものは、もっと根深いところにあると思うのです。

我が国を攻撃、批判する特亜3国(中国、韓国、北朝鮮)は、言わずもがな悪いですが、それを上回る最も危険な存在とは、日本という由緒正しき国に生をうけながら、真実に向き合おうともせず間違った認識を鵜呑みにしているお花畑日本人  だと僕は切実に思います。

そこのところを、日本人のアイデンティティを認識、取り戻す前提のもと、日本国民は深く考えていかねばならないのではないでしょうか......。

 

今回も終わりまで読んで下さり、ありがとうございました。

 

                                 @2677/ 8/ 1 / 草稿

 

 

 

 

 

 

"ジェネラル・ヒグチ" と "カミソリ東條" 誤解され続けてきた知られざる『日本人』の歴史🔎

皆様、お疲れ様です(^^)/  aikokuken-ryujiです。

いよいよ梅雨明け➡夏本番☀☀という事で、蝉の声や夏祭りが各地で頻繁に賑いの兆しを匂わせていますね~🎵

あ、そうそう❗ 夏祭りといえば先日の13日から17日にかけて靖國神社で『みたままつり』がありましたよね✨

靖國神社の『みたままつり』には、昨年初めて行かせていただき、あの美々しく神々しい光景は未だに脳裏にやきついております(☆∀☆)

過去のブログでも【前・後編】の二回にわたって書かせていただきました。

残念ながら、今年は行けず(TT)   行きたかったなぁ......。
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まァ、まだ8月に盆踊り大会、高槻祭りなどが控えているので、そっちにパワーを傾けようと思います。(笑)   めげるな❗自分❗😆💥👊

 

今回のブログのテーマですが、先の大戦、すなわち大東亜戦争時に日本民族としての人道的立場から、危険を顧みず多くの外国人を救ったある日本人にスポットを当てて書いていきたいと思います。

外国人の命を救った日本人の例は、アジア諸国をはじめ、世界でも類をみない程多くの感動的逸話が残されています。

それだけ日本人が、外国人に対して寛容な心持ちでいるという証明なのでしょう。

「和の精神」「大和魂」さらに「八紘一宇」から成る「大御心(おおみごころ)」は、日本民族特有の性質で、それが良きにせよ悪しきにせよDNAを経て、古来より今日に至るまで外国人にも影響を与えてきました。

「八紘一宇」という言葉が、戦争当時、日本の侵略戦争を正当化させる為のものだったという説がありますが、そもそもこの言葉は、人道の普遍性を示すにすぎないものであると僕は認識しています。

日本書紀』の中の、神武天皇の御詔勅にある「八紘(あらゆる方向=世界を示す)を掩(おお)いて宇(いえ)となさん」からきています。

八紘を宇となし  四海の人を導きて  正しき平和打ち立てん🎵  ~って思わず戦前の歌が頭に浮かんじゃいました  ヘ(≧▽≦ノ)♪

 

そんな困っている人がいると、どうしても見過ごせない、手をかしてやりたい!という思いから『外国人を救った日本人』そして『戦後誤った歴史観で認識されている日本人』の2つをテーマに、歴史上でも有名なナチス・ドイツに迫害され、難民として逃れてきた多くのユダヤ人に救いの手を差しのべた日本人、樋口季一郎についてまずは書いていきます。


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樋口 季一郎(ひぐち きいちろう、1888年8月20日 - 1970年10月11日)は、日本の陸軍軍人で、出身は兵庫県淡路島。

最終階級は陸軍中将。歩兵第41連隊長、第3師団参謀長、ハルピン特務機関長、第9師団師団長等を歴任した軍人さんです。

この、ハルピン特務機関長の任に就いていた1930年代当時に樋口季一郎を主導とするオトポール事件が起こったのです。

※オトポール  とは地名なのですが、セルビア語で「抵抗」の意味にあたる言語でもあり、これを真似て日本でも反安倍デモや左翼デモでも使われていますが、本稿では一切関係ありませんのでご承知おきを(笑)
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さて、事の発端は樋口季一郎が1937年(昭和12年)12月、ハルピンで開催された極東ユダヤ人大会に出席し、席上でドイツの反ユダヤ政策を批判した事です。

これについてドイツ側は猛反発。💣💥

駐日ドイツ大使も樋口季一郎の弁に激しく抗議しました。

しかし、彼のユダヤ人への想いと反差別意識を汲み取ったのが樋口季一郎の上司であった、関東軍参謀長(当時)の東條英機その人でありました。
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個人的な話なのですが、僕はこの人が大好きです😆   生き方、思想、どれを取っても三島由紀夫と同じくらい尊敬の念を抱いています。

さらに、人間東條英機の性格的特徴を表す七つの言葉があって「几帳面」「真面目」「律儀」「勤勉」「細心」「事務的」「官僚的」などがあり、軍人としても頭が切れることから『カミソリ東條』と呼称されました。

今年はじめの頃に観た映画『日本のいちばん長い日』(2015年版)にも中嶋しゅうさんが演じておられた東條英機を見て、メッチャ似てる❗と感動したほどです。

⬇⬇💓✨( ゜∀゜*)
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でも、映画で東條英機という人物を知るならば津川雅彦さん主演の『プライド 運命の瞬間』をお勧めしたいところです。(^_^)

 

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 この東條英機という人物も、戦後日本では「A級戦犯」「日本を敗戦に追い込んだ張本人」などと大いに誤った認識が広まっています。

何故でしょうか!?  

それはやはり、GHQ占領下でいわゆる極東軍事裁判なる一方的リンチ裁判で東條英機を、戦争犯罪人に仕立てあげた上で侵略戦争による罪をすべてひっかぶせ、巣鴨プリズンにて処刑、おかげで東條英機は学校教育でも歴史上の悪辣な軍人として子供達に教えられる事となりました。

実際東條英機は、戦争前、元々はイケイケドンドンの開戦派の立場にいたのですが、昭和天皇を介した様々ないきさつから、日米和平を取り持ち開戦を避けようと尽力しました。

ところが、結果として開戦に踏み切らざるをえなくなり昭和天皇の御前で涙ながらに謝罪をしたというのが真実の歴史です。

東條英機ほど天皇陛下、皇室に忠心な軍人が大日本帝国軍の中にどれほどいたのでしょうか。

昭和天皇は、飽く迄和平へのご意志を示され、東條英機はそのご意志に従うべくアメリカの突きつける経済制裁にも譲歩し、なんとか開戦を避けるよう働きかけました。

ユダヤ人を差別、迫害から守った東條英機は、皮肉にも戦後に広まった歪曲した歴史観のせいで悪者扱いされ誤解している現代日本人に擁護されないまま。

これでは靖國神社に祀られる東條英機の魂は、いつまでも浮かばれません。

可哀想すぎます!!(ToT)

 

YouTubeさんから。【東条英機の演説】⬇⬇

https://youtu.be/EvDlpwWz9Ag

 

では話を樋口季一郎に戻します。

年が明けると、関東軍は『現下ニ於ケル猶太民族施策要領』を定めました。

猶太=は、ユダヤ人を示し、軍としてユダヤ人を差別しない事を謳ったものです。

極東ユダヤ人大会でユダヤ人差別を批判した樋口季一郎特務機関長からの東條英機参謀長によるユダヤ人擁護とこの策定に至る。

こののちに起こるオトポール事件に、樋口は勿論の事、上司である東條英機ユダヤ人救出劇に関わっているのがわかりますよね。

さて、1938年(昭和13年) ナチス・ドイツの迫害から逃れてきたユダヤ難民は、ビザも持たずソ満国境のオトポール駅で足留めをくっていました。

それは、満州国の外交部が、彼らを入国させる許可を渋っていたからです。


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これを見た樋口季一郎は、難しい立場にありながらも決断を下し、ナチス・ドイツから命からがら逃げのびてきた多数のユダヤ人へ通過ビザを発給するよう指示を出した。

彼の部下、安江仙弘陸軍大佐もこれに同調して奔走。

安江大佐もまた、極東ユダヤ人大会に出席した一人だったのです。

樋口季一郎は、南満州鉄道(満鉄)総裁であった松岡洋右(この方も、極東軍事裁判史観や当時の首相・近衛文麿による『近衛手記』によって実像を曲げられ戦後誤った価値観を押し付けられている戦犯の一人😢)にも協力を仰ぎ、救出活動を遂行しました。

こうして、樋口季一郎東條英機両氏の働きかけによりユダヤ人約二万人(この数字については諸説ありますが💧)もの尊い命をその後に繋ぐことができたわけです。

 

【日本人なら絶対に知っておくべき真実 ~樋口季一郎「命のビザ」を発行した杉原千畝だけではなかった ユダヤ人を救ったもう一人の日本人】YouTubeさんから。⬇⬇


日本人なら絶対に知っておくべき真実 樋口季一郎「命のビザ」を発行した杉原千畝だけではなかった ユダヤ人を救ったもう一人の日本人【ココデミル】 - YouTube

 

 

映画『シンドラーのリスト』でも有名なオスカー・シンドラーさえ救ったユダヤ人は1200人、このオトポール事件から2年半の月日を経て「命のビザ」発給によりこれまたユダヤ人を救う事になる外交官・杉原千畝の方は6000人です。


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👉上:オスカー・シンドラー  下:杉原千畝

 

シンドラーに関しては、元々ナチス党の人だったので、その後ドイツにいる時分、いろいろ悲惨な目に遭ったようです😣

が、晩年、イスラエルに渡り、そこで女性と知り合い暮らすようになり、自分を救ったユダヤ人と共に暮らす事が自身への安寧を落ち着かせる事にもなったようです。

正直、ドイツには自分の居場所はもう無いんだ  と感じた末の末路だったのですね...。

 

このブログを書こうと思い立った時、樋口季一郎杉原千畝について書こうかと思いましたが、このユダヤ人救出劇に東條英機も関わっていると知り、敢えて知名度のある杉原千畝については割愛させていただこうと思いました。

それにしても、杉原千畝の方はテレビや映画などで幾度となく放映されているにも拘わらず、何故、杉原千畝より前にユダヤ人擁護と救出に身を削った樋口季一郎の事があまり知られていないのか.....。

 

⬇⬇【命のビザ  "杉原千畝"】YouTubeさんから。 

https://youtu.be/lllbzyeUa6Q

 

当時、同盟国であったドイツ政府を敵にまわすような危険行為を樋口、東條両氏は「人道上の問題」としてやってのけた事は、後の国際社会に称賛されるべき行為であった事は間違いありません。

こののち、戦後になるのですが、樋口季一郎GHQから「戦争犯罪人指名」に名前が挙がる事となります。

それは、オトポール事件を主導した事や『占守島(しゅむしゅとう)の戦い』(1945年(昭和20年)8月18日 - 21日に、千島列島東端の占守島で行われたソ連労農赤軍大日本帝国陸軍との間の戦闘)でソ連軍が北海道を占領せんとする危機を戦い、守ったところからソ連が彼を標的にしていたものだと思われます。

樋口逮捕は、時間の問題でした。

しかし、そんな苦境に差し迫った樋口季一郎を救ったのは、なんとユダヤ人たちでした。

当時、ニューヨークに総本部を置いていた『世界ユダヤ協会』は、ソ連の樋口を戦争犯罪人としてつるし上げる要求を拒否するようアメリカ国防総省に働きかけていたのです。

その結果、樋口に対するソ連の暗躍は立ち消えとなりました。

これと似た話がもうひとつあって、それは1890年(明治23年)9月の事。

トルコ(当時のオスマン帝国)軍艦エルトゥールル号が、訪日の帰路、嵐に遭い和歌山県串本村紀伊大島沖で座礁、沈没した際、大島の住民達は身を呈してトルコ兵69名を救出。

岩場など危険極まりない地形をものともせず、一人一人をおぶって救助したそうです。

大島の住民達は、貧しい暮らしをしていたにも拘わらず、心身ともに傷ついたトルコ兵たちに食糧を提供しました。

さらに明治天皇がこの事を聞き付け、政府に命令され、軍艦二隻をトルコ兵達に与え、生存者を国まで送り届けた......。

これは映画にもなってますので、お時間ある時に、レンタルビデオ屋で借りて観て下さいね🎵

レンタルビデオ屋になければ、Amazonで。(笑)
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なお、この二隻の軍艦『比叡』と『金剛』には日露戦争東郷平八郎元帥とともにロシアのバルチック艦隊を殲滅した天才戦略家・秋山真之が乗っていたといいます。
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上:『比叡』 下:『金剛』

 

 

住民達の必死の介抱もさることながら、明治天皇の即座のご英断には本当に感動で何も言えなくなってしまいますよね。
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ここで、めでたしめでたし  と言いたいところですが、この話には続きがあります。

それはエルトゥールル号遭難より95年もの歳月を経た1985年、イラン・イラク戦争が勃発。

イラクサダム・フセインは、イラン上空の航空機に対する期限を定めた無差別攻撃宣言をしました。

各国は期限までにイラン在住の国民をメヘラーバード国際空港から軍用機や旅客機で救出したものの、日本国政府自衛隊の海外派遣不可の原則のために、航空自衛隊機による救援ができずに手をこまねいているばかり。

さらに、当時日本で唯一国際線を運航していた日本航空は「イランとイラクによる航行安全の保証がされない限り臨時便は出さない」とし、在イラン邦人はイランから脱出できない、いわば八方塞がりの状況に陥っていました。
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ところが、この窮状に一筋の妙光がさしたのです。

野村豊イラン駐在特命全権大使が、トルコのビルレル駐在特命全権大使に窮状を訴えたところ、ビルレルは「わかりました。ただちに本国に求め、救援機を派遣させましょう。トルコ人なら誰もが、エルトゥールルの遭難の際に受けた恩義を知っています。ご恩返しをさせていただきましょうとも」と答えたのです!!

ビルレルの要請を受けたトルコ航空は、自国民救援のための旅客機を2機に増やし、オルハン・スヨルジュ機長らがフライトを志願。215名の日本人はこれに分乗し、全員トルコ経由で無事に日本へ帰国する事ができました。

あれから90年、半世紀近く経っているのに、トルコの人々はエルトゥールル号の事を忘れてはいませんでした。


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......涙なくして語れない友情を超えた人間同士の愛に、書いてる途中で涙ぐんでます(;_;)

あぁ、涙でスマホの画面が見えない......😢  というのは少し言い過ぎでした(笑)  スミマセン f(^^;

 

このような話は、枚挙にいとまがありません。

日本人と日本人、日本人と外国人......それらは、国を越えた人間同士の友情、愛にほかならないと思います。

最初の方にも書きましたが、日本人には「和の精神」「大和魂」「八紘一宇」の精神が受け継がれているのです。 

その日本民族特有の性質が、2677年という世界最古の国家の礎を築き、今日まで続いてきたものだと思わせていただきます。

 

だいぶ寄り道をしてしまいましたが、樋口季一郎東條英機の話に戻ると、樋口は世界ユダヤ協会に命を救われたわけだけども、東條英機はどうであったか。

実状は、オトポール事件の際に、表舞台に立つことなく、あくまで裏方的役割を果たした東條英機ユダヤ人救出の功績が、残念ながらユダヤ人たちの間に伝わらなかったために、東條英機戦争犯罪人として名を挙げられた時は樋口季一郎の時みたいに救出活動は起こらなかったのです......😭

しかし、当の東條英機は、東京裁判で自分の側に弁護する人物を一切つけず「日本は自存自衛の為に戦争を起こしたのだ」「敗戦の責任は、首相だった私にある」と毅然として胸を張り言い放った。

そして刑が執行される直前まで、怯まなかったその真意は、皇室に忠臣たる東條英機昭和天皇戦争犯罪の汚名を着せることを誰よりも畏怖し、また、自分がすべての罪を被る事によって天皇陛下には罪が及ばない事を見届けた上での満足感ではなかったろうか。

そういう意味では、東條英機は真の軍人、真の日本民族であったと、僕も胸を張って言いたいところです。
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でも、ユダヤ人は東條英機の事をまったく知らないわけではなかった。

これは後年の話なのですが、東條英機の曾孫である英利氏が、オーストラリアのテレビ番組に招かれた際、オトポール事件の事実を知ったユダヤ人から、涙ながらに握手され、こう言われたといいます。

 

「あなたのひいおじいちゃんは、正しいことをされましたよ」

 

と。 

 

上記の文で、何故ユダヤ人救援に杉原千畝ばかりがメディア、テレビなどで取り上げられ、樋口季一郎の方は埋もれてしまっているのか。

それはやはりGHQの画策に於いて、東條英機戦争犯罪人としてでっち上げた事に起因するように、東條英機と共に活動した樋口季一郎をも巻き込み、その人種差別に異論を唱えた偉業たる歴史をも煙に巻き、占領政策下で生み出された戦後レジームの怨霊が呪いの如く、今日のメディアなどに伝播し続けている事に答えが潜んでいるように思えてなりません。

そのおかげで、ユダヤ人を救った日本人は杉原千畝只一人のように一般認識化されている事は、決して真実とは言い難いものです。

そんな見識の矮小化が、大東亜戦争従軍慰安婦問題の真実もうやむやに、広く世間にクエスチョンマークを投げ掛けている事に気付かない日本のメディア。

彼らに「自身を恥る」という人間の基本的概念と含羞は無いのでしょうか。

朝日新聞をはじめとする、売国行為に勤しんでいる嘘つき広報局は、もはや我が国に不要ですよね。

世間はどのような歴史でも、常に真実を欲するもの。

それをねじ曲げたり、写真や映像に手を加えたり、ありもしない作り話をするという事は、大衆、世論を騙くらかしている詐欺という名の犯罪ではないでしょうか。

戦後、日本の敗戦の一因として東條英機や軍部に批判が集中しました。

先程も書いたように、東條英機は開戦には慎重派でありましたが、時の朝日新聞が開戦を煽り立てたのを批判する声は挙がらないのはどうしてなのか...。

戦局劣勢なるも、国民の生命と財産を守る事を第一に考えておられた昭和天皇のご意志に背き、戦争を泥沼に引きずり込んだのは少なくとも東條英機その人の意ではなかったはずだと信じたいです。

『七生報國』『臥薪嘗胆』『武運長久』

様々な大和言葉が欧米列強から、白人社会からアジアの安政と安寧を守る自存自衛の戦いの中で訓戒として飛び交っていましたが、極限まで傷つき、疲れ果てていた日本が果たして8月15日以降も連合国軍に屈服せず戦い続けていたなら、一体どれだけの数の日本人が命を奪われ、土地を奪われていたのでしょうか。

すでに沖縄に上陸せんとしていた連合国軍によって、沖縄も掠奪され、そのあとで日本が白旗をあげていたなら現代の日本は、もっと姿形を変えていたのかもしれません。

日本人の人口だって今よりずっと少なく、生まれるべき筈の生命もこの世に精を受けることもなかったのかもしれません。

あの時、、戦争を続けるべきであったか......歴史上の通りに8月15日に終戦詔勅を賜るべきであったか......。

それは人それぞれ考えの巡らすところだと思います。

 
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東條英機樋口季一郎、安江仙弘、そして杉原千畝らはユダヤ人救済に人道主義的立場でもって成し遂げました。

人種差別こそ20世紀最大の悪といえるもので、アメリカをはじめとする白人至上主義的社会では、それは常識ですらあったのです。

その国際情勢の荒波に揉まれていた日本が、日本人が頑としてその常識を打ち破った事は、まさに戦争にこそ敗けはしたものの、人間として勝利(victory)を掴んだものだと同じ日本人として誇らしく感じます❗

その証拠に、外国人の名が多く羅列する中にぽつんと 『ジェネラル・ヒグチ』という日本人の名前が『ゴールデン・ブック』に記載されているのです。✨✨

『ジェネラル・ヒグチ』『カミソリ東條』この2つのニックネームが、ユダヤ人やアジアの人々のみならず、同胞の現代日本人の間でも広く知れ渡ってほしいと僕としては、哀願するものであります。

 

 

今回も、長々と綴ってまいりました、拙い文章を最後まで読んで下さり、心から感謝申し上げます。m(_ _)m

 

                                @2677/ 7/ 22/ 草稿

天安門事件から紐解く、反中共の拡がり

こんばんは。aikokuken-ryujiです。

皆様、いかがお過ごしでしょうか?

そろそろ梅雨も明け、夏本番が始まる気配ですね☀☀💦

暑さによる体調不良、熱中症にはくれぐれも、ご注意下さいませ。m(_ _)m

......と言う僕は、夏風邪をひいてしまいました(笑)💧

え❔  人に言うより、まず自分が気を付けろ❗って?

そうですね。すみません σ(≧∀≦;)

 

さて、今回のブログですが、二日前にTwitterでこのようなツイートを目にしました。


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日本のこころを大切にする党』の中山成彬議員のツイートです。

何を隠そう、今回のブログのテーマはこの中山議員のツイートを見たからにほかなりません。

 

ここで触れている、劉暁波という人物は一体誰なのでしょうか。

あとからネットで産経ニュースを見て、つい先頃亡くなられた中国人だという事が判明しました。

なら、その劉暁波なる中国人は何者か。

 

劉 暁波(りゅう ぎょうは、リウ・シャオポー   1955年12月28日 - 2017年7月13日)は、中華人民共和国の著作家であり、元北京師範大学文学部講師。人権活動や民主化運動に参加し、度々投獄された人物であるという事がわかりました。


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劉氏は、実は2010年にノーベル平和賞も受賞されているんですね。

ノーベル賞委員会は、劉暁波の受賞理由は「中国における基本的人権のために長年、非暴力的な闘いをしてきた」というもの。

 

中国における基本的人権のため......。

 

この文言を聞いただけで、中国(中華人民共和国)国内では基本的人権すらない国だという事がお分かりになると思います。

ご存知の通り、戦後の中国という国は共産党一党支配の共産主義国家として中華人民共和国を創立させましたよね。

中華人民共和国、、とは内実のところまったく人民の為の国だとは言い難いものです。

この国は、中国がまだ「清」と呼ばれてる頃から今日より、未だ何の変哲もない。

すべての元凶である毛沢東の打ち出した様々な政策なり格言なりを未だに引き継ぎ、遵守して、貧富の差際立つ矛盾と横暴極まる共産主義第一の独裁国家として成り立っているのです。

話を劉暁波氏に戻しますと、劉氏も1989年6月にあった、あの歴史的な事件......『天安門事件』に参加し、運動に身を投じ、結果として人民解放軍に殺されはしなかったものの、反革命罪の為、投獄されました。

 

下記リンク【劉暁波氏の危機を傍観した中共政府と左派系メディア・人権団体の矛盾:中国人漫画家、孫向文】⬇⬇⬇

 

https://news.nifty.com/article/domestic/society/12216-1334884/

 

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天安門事件の事は、皆様もご存知かと思います。 

日本が平成の世を迎える前夜、学生たちが中心となって、中国北京の天安門広場民主化を訴え、その鎮圧に躍り出た人民解放軍によって何千、何万という学生たちが虐殺されたあの事件です。

以下、閲覧注意画像となります。⬇⬇

 


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こんなにも酷い有り様を、果たして時の報道メディアは放送、公開をしたのでしょうか...。

僕はこの時代まだ子供で、天安門事件すら後年の今になるまで知りませんでした。

これは、六四天安門事件(ろくよんてんあんもんじけん)と呼ばれていて、1989年6月4日のほかにも天安門での事件はあったようなのですが、ここでは1989年の事件を挙げさせていただきます。

 

同年4月、胡耀邦元党総書記の死をきっかけとして、中国・北京市にある天安門広場民主化を求めて集結していた学生を中心とした一般市民のデモ隊に対し、中国人民解放軍が武力弾圧(市民に向けての無差別発砲や装甲車で轢き殺した)し、多数の死傷者を出しました。

経緯を見てもご理解いただけるように、共産主義一党支配の国に嫌気がさし、民主化を叫んで訴えたにも拘わらず、市民に無差別的発砲、さらに戦車で轢殺するなどまるで人間のする事ではありません。

国を牛耳る共産党に物申す輩は、無差別殺人、動物を殺すのと同様に虐殺しても厭わないという事でしょうか。

これはまさにポル・ポトによる大虐殺や、帝政ロシア時代に勝るとも劣らずの蛮行以外に形容できる言葉はありません。

 

⬇⬇【天安門事件25周年 東京集会② 渾身の基調講演 石平「私は天安門事件で中国を捨てた」】YouTubeさんから。


天安門事件25周年 東京集会② 渾身の基調講演 石平「私は天安門事件で中国を捨てた」 - YouTube

 

 

昨年くらいに産経新聞で、共産主義に対する不満かなにかを微博(ウェイボー/中国版Twitter)をもとに掲載していた記事をみました。

そのほとんどが中国の若者による意見だったのを覚えています。

現在、中国共産党政府として中華人民共和国を牛耳っているのは習近平ですね。

彼もまた、日本に対しては威圧的な態度で、何度も何度も尖閣諸島に船を派遣して、領海侵犯を繰り返しています。

あと、よくテレビに出てくる(テレビ見なくなって2年くらいになるけど、NHKニュースあたりではいまだに出てるのかな? 笑)中国の報道官のオバハン。

これがまた腹立つ😡⚡


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尖閣の事やら、日本の政治家による靖國参拝の事やらにやたら首突っ込んでくる。

支那中共の代弁者ともいえるこのオバハンの面見ただけでムカついてきます❗💢💢

 

そして、毎年、天安門事件についてはこう言っています。
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ハァ!?Σ( ̄皿 ̄;;   無差別に市民に発砲した事や、学生を戦車で轢き殺した事について言ってんのか!?

対応は正しかったって!?(# ゜Д゜)

 

やはり支那中共政府は、マジキチですね。

ただ、その非人道的やり方に異議を唱えた劉暁波氏も、中山議員のツイートにもありますように、亡くなられて遺骨を渡さない、国に逆らった反乱分子は死人となってしても許さない  といった頑なな姿勢に弄ばれているのを我々日本人としても遺憾の念を示さずにはいられませんよね。

 

中国は、戦後、中華人民共和国として樹立する以前から日本とは折り合いが悪く、過去にも盧溝橋事件、通州事件などといった歴史的惨事に見舞われてきました。 

 

通州事件(つうしゅうじけん)とは、1937年(昭和12年)7月29日に中国陥落区の通州(現:北京市通州区)において冀東防共自治政府保安隊(中国人部隊)が日本軍の通州守備隊・通州特務機関及び日本人居留民を襲撃した事件で、通州守備隊は包囲下に置かれ、通州特務機関は壊滅し、猟奇的な殺害、処刑が行われた事件です。

これは言ってみれば、中国人による日本人居留民の排日運動の一環として行われた日本人大虐殺なのです。

支那中共政府は、それを南京大虐殺として自分たちの行った通州事件という蛮行を捏造して、未だに世界に流布しているのには、我慢なりません。

この通州事件を、学校では決して教えず、逆に戦時中、帝国陸軍朝鮮人や中国人に口では言えない酷い事をしてきた  とまったく虚偽の歴史である南京大虐殺を無垢な頭脳に教え込むのです。

反日思想教育や、反日無罪なるものは、特亜3国(支那、韓国、北朝鮮)の国家が認める一種の堅固たる法律みたいなものですが、それが日本国内でも行われているのだという事を、知らなければなりません。

これもGHQ占領下で影響された、戦後レジーム自虐史観の成せる業が今なお脈を打っているのだと考えます。 

これについては、前のブログでもご紹介させていただいた『凛として愛』を見れば一目瞭然です。

一昨年の8月15日終戦の日に、靖國神社参拝に行かせていただいた帰りに、このような本が売られていたので思わず買ってしまいました。
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これは市販本ですが、いつかこの教科書が文部省を経て、日本国内の学校で採用される事を近い将来として願っています。🙏

 

話が前後しますが、天安門事件についてある女性歌手がひどく心を痛めていたというエピソードも挙げておきます。

その歌手とは、、1970年代から歌姫として歌謡界に燦然と輝いていたテレサ・テンです。
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テレサ・テンの歌はけっこう好きで、「空港」や「つぐない」「時の流れに身をまかせ」などのヒット曲をよく聴いていました。(*^^*)

彼女は台湾人で、テレサ・テンよりも前にデビューした欧陽菲菲、「魅せられて」などのヒット曲を持つジュディ・オングも同じく台湾人。

政界でも、李登輝前総統、 作家であり批評家でもある黄文雄(こうぶんゆう)氏など日本に絶えずエールを送って下さる方々もこぞって台湾人です。

日本と友好を交わす国は、アジアに数あれど、台湾ほど日本と真の友好を結んでいる国はありません。
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そういう日台友好の経緯を語る時に思い出すのは、田中角栄内閣の自民党による日中国交正常化により、台湾とは事実上断交してしまった事です。

あれは今思うと、何考えてたんだろう  と思わずにはいられませんよね。

 

 

さて、テレサ・テン天安門事件を目の当たりにして、どう感じたか......。

それは自らも歌手として、何か民主化の為に貢献できないだろうか......。

このようなテレサ・テンの切実な想いが表れているのが、1989年5月27日、香港のハッピー・バレーで開かれた「民主の歌声を中華に捧げよう」という集会に、メークなしの「民主万歳」と書かれたはちまき姿で登場した事に繋がると思います。


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彼女は「私の家は山の向こう」という歌を歌い、爆発寸前の深い感情を抑えつつ、美しい情感をこめて歌い上げました。 

当時の映像がYouTubeにあるのですが、何故かみれないので、こちらの動画をアップしておきます。

⬇⬇

https://youtu.be/A3FaAUMF2Uw

 

このように、それぞれの立場で中国の民主化を掲げ、立ち上がり、訴え、そして無惨にも殺された人々への哀悼を惜しみ無く捧げる日本人は、僕だけではないはずです。

中共の横暴、それは中国の民衆、日本にも確実に及んでいるのは明白すべき事実なのです。 

劉暁波氏、テレサ・テン、そして今なお支那中共政府に敢然と闘いを挑んでいる石平氏黄文雄氏、金美齢女史、さらに中共に実効支配されんとするチベットウイグルで弾圧されながらも屈する事なく武力で民族を浄化しようとする人民解放軍への抗議の声を絶やさないダライ・ラマを中心とする人々、また日本で支那中共の政策にNo!!を叫ぶ草の根的運動をして下さる方々......。
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今、反中共による声はネットを中心に次第に高まってきています。

もう二度と、日本の政治家による靖國参拝に対して何も言わせない❗  尖閣諸島の領海侵犯を断固として許さない❗ チベットウイグルへの民族弾圧は侵略行為だ❗ 南京大虐殺の嘘は通州事件の捏造によるもの❗  といった数々の主張を支那中共政府に突きつけ、いい加減にしろ!!と政府が先陣を切って国民共々声をあげるべきではないでしょうか。

中国の習近平、韓国の文在寅、北朝鮮金正恩というアジアを代表する極悪犯罪人、独裁者たる者達を糾弾し、彼らの暗躍から我が国、ひいては世界を共産主義から守る為に、石平氏の動画の最後にもあるように、日本国が強くなり、毅然とした態度を世界に示す事が日本、世界の平穏に繋がるものだと思わせていただきます。



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あ、その為にはまずは現実問題として、NHKをはじめとするメディアの偏向・捏造報道を正さなければなりませんね😅 
ちょっとやそっとでは揺るがないテレビの影響力の呪縛、洗脳から意識を解き放つのは容易ではありませんが、いつかきっと真実が明るみになり、日本にとって本当の敵は何か、、という事が周知される日が来ることを信じています。

今回も、毎度拙いブログを最後まで読んでいただきまして、感謝を申し上げます。🙇

ありがとうございました(*^▽^*)

 

                                 @2677/ 7/ 18/ 草稿

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

仏教 ✖ 神道 ✖ 愛国心 を通して繋がる護国精神とは。

皆様、こんにちは😃  aikokuken-ryujiです。

暑いなかお疲れ様です☀☀💦

本当に暑いですよね...(><;)   今朝方なんか、蝉の鳴き声が聞こえて思わず「あぁ...夏の到来が...」と  辟易してしまいました。(笑)

とは言うものの、まだ暦は7月上旬。夏本番はこれからですよね。

来週月曜日は「海の日」で海開きが始まり、全国の海浜でも続々と海水浴に集われる方が多くなると思います。

でも一足先に海水浴行ってる人も、案外多かったりして...😁🌊

何にせよ、熱中症にはお気をつけ下さいませ。m(_ _)m

 

前回の事なんですが、僕の精神的な都合を理由に、計らずも拙作を掲載してしまいました。

最近、つげ義春の漫画を文庫化した本を読んでいるせいか、なんだか文章がそれっぽくなってしまったので、よけい貧相な感じになったのではないかと小心ながらに思った次第です。

それはさておいて、今回のブログに移る前に、僕が心から尊敬、敬愛してやまない歴史の偉人を三人挙げてみたいと思います。

 

一人目は、1960年代に一躍ロックのスーパースターとして君臨し、その後も卓越した才能と音楽性で1970年に解散するまで超人的な活躍と後世の音楽に多大な影響を与えたイギリスのロックバンド、ザ・ビートルズのメンバーの一人、ジョン・レノンです🎵 
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彼は音楽を趣味とする僕にとって、名実共にヒーローでしたし、また『愛』についても僕自身いろいろ音楽を通じて教えられた唯一無二の人物でした。

また、日本の文化や信仰についても、深い愛情をもっておられたというのがまた嬉しく、ジョン・レノンを越える音楽家やその人物は、二度と現れないであろうと思いたいところです。

ジョン・レノンは、1980年に40歳で凶弾に倒れ短い生涯を終えましたが、僕のみならず世界中の多くのファンは、彼の音楽を歌い続けていくことでしょう。
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写真上は、軽井沢にて。写真下は、靖國神社に参拝した時の写真です。(^^)

 

そして、二人目は、以前のブログでも触れた三島由紀夫氏です。
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三島氏については、ブログに詳細が書かれていますので、そちらをご参照していただきたいと思います。⬇⬇

http://aikokuken-ryuji.hatenablog.com/entry/2017/06/25/172658 

 

さて、最後の一人ですが、今まで挙げた近代史の中の偉人ではなく、鎌倉時代にまで遡らなければなりません。

鎌倉時代、北条家が政権をとっていた時代......ある時、一人の僧が他国の侵略を予言し、果たしてそれは現実になり、日本国の存亡が懸かった戦を繰り広げ、やっと日本は他国の侵略を食い止めることができた。

これを歴史では「元寇」と呼び、すなわちモンゴル帝国の二度にわたる日本侵攻の事です。

 

そう。三人目......というのは、法華経の開祖といわれる日蓮その人です。
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今回のブログは、神道仏教、さらに愛国心と繋がる護国活動とは何かをテーマに、皆様と共に考えていきたいと思っております。

 

仏教神道は違う  と以前Facebookをやっていた時に指摘を受けたのをきっかけに、神道仏教はどうして違うのだろうか......といろいろ考えてきましたが、これといった答えを見いだせず、それでも親に孝行する、ご先祖様、先人や英霊様を敬うを基本精神に今日まで生きてまいりました。

『神社・仏閣~』のブログでも書かせていただきましたが、僕は子供の頃から、神道仏教に根差した環境で育ったので、信心深い性格は今なお消えてはいません。

家は、祖母の代から法華経の教えを通じてご先祖様をご供養する  という信仰をやってきたので、子供の僕も弟もなんとなくこのような本ばかり読んで暮らしていました。
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これは青山書院から出ている本で、お釈迦様や仏教の尊さについての話がわかりやすく書かれています。

今でも何故かこれらの本に愛着が湧きます(≧∀≦)

子供の頃から読んでいたせいでしょうか...。

 

そして大人になった今でも、神道仏教の違いがあまりわからず、昨年、雑誌の『正論』を買い、その誌面で様々な"日本のこころ"というものを再認識しました。


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その中で、日蓮についてのお話が書かれていましたので、画像だけ掲載させていただきます。
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少し見にくくて、申し訳ございません💦

部屋が暑いせいか、スマホがすぐ熱をもってしまってカメラ機能があまりうまくいかないもので😣

いや、それとも僕の写し方が単に下手なだけか?(笑)

 

日蓮法華経の開祖としての認識が一般的には高いかと思われます。 

実際そうで、多くの弟子を生み、後世の宗教などに影響を与えてきました。

しかし、僕の思うところはちょっと違うのです。

何が違うのかというと、日蓮法華経を世に広め、『南無妙法蓮華経』というお題目が仏教のスタンダードのひとつとなった事は言うまでもありません。

しかし、仏教の概念だけで日蓮その人を語るのは、勿体ない気がしてならないのです。

日蓮は、北条政権のもと、モンゴルが日本に攻め入ってくるのを予兆し、群衆に「敵が攻めてくるから、それに備えよ」と訴えたにも拘わらず、ほかの宗派の人からよく思われず妨害を受けたり、お役人が「嘘を申すな!そのような戯言を並べ立て町民を惑わす魔の者め!」と幾度となく捕られられたり、日蓮に対する迫害はすごいものでした。

しかし、日蓮の言いたい事はなんだったのか。

それは、他国が侵略してくることに少しでも危機感を抱け  という訴えだったのだと僕は解釈します。

日蓮は、町民を惑わす気などなかった、、法華経の教えこそが日本を救う手法だと信じて疑わなかったものですから、何度迫害されても熱っぽく訴えたのです。

 

これを現代に置き換え(また、置き換え。最近多くてすみません 笑)たら、まさに先の三島由紀夫氏や街宣で草の根活動をしておられる方々などと酷似しているとは思えませんか?

今、中国の艦隊が執拗に沖縄の尖閣諸島に領海侵犯を続けている。

初めて中国が、尖閣諸島の領海侵犯をしたのはいつなのか。ネットでは、2013年7月頃だろうといわれていますが、本当はもっと前からやっているのではないか......。

中国が尖閣諸島の領有権を主張しているのは、遥か昔からです。

島根県竹島には、すでに韓国の軍隊が統治し、韓国人も何人か住んでいるというではありませんか。


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おかしくないですか!?

そして、お花畑といわれる平和主義的日本人は、中国がいずれ攻めてくると言っても、そんな筈はない  とタカを括っているのです。

どうしてそう言い切れるのでしょうか?

これについて、多くの保守論客、愛国者の方々がネットなどで危険性を叫び、はたらきかけていますが、信じてか信じてないのか、多くの日本人は知らん顔の人が多いです。

日蓮も、蒙古が襲来してくる!!といくら訴えかけても、役人に危険分子と見なされ信じてもらえなかった。

いつの世も、危機感の無い国民性は、いつの日か国の滅亡を目の当たりにするのだという事を肝に命じてもらいたいものです。

昨年でしたか、ちょうど今のような季節に、横浜でデモ行進があったので参加させていただいた後に、横須賀中央駅前で現役の陸上自衛隊の友達とお会いして、喫茶店に入り、愛国話に花を咲かせている中、ふと僕が三島由紀夫氏の市ヶ谷での事について意見を仰いだところ、その方は「うーん...やはり三島氏のやった事は、時期尚早だったと思いますね......」と苦々しい表情で言っておられました。

そのあとで「ただ、今の現代で三島氏と同じ事をしておられるのが、桜井誠さんですよね」と付け加え、桜井さんは素晴らしい方ですよ  と嬉々として話しておられたのを覚えています。

僕は、それらの話をしっかり胸に刻み込んで、横浜をあとにしました。

 

まんが日本史蒙古襲来YouTubeさんから。⬇⬇


Japanese History Animation 22 「Mongolian invasion」まんが日本史 「蒙古襲来」 - YouTube

 

 

さて、日蓮について話をしてまいりましたが、日蓮の帰依する教義というのが実は「釈尊」というところが、僕としては興味深いところです。

釈尊=つまりお釈迦様のことです。

 

すべての仏教の始まりは、お釈迦様の教えから派生したのも同然で、日蓮法華経という独自の教義の中にお釈迦様の教えを取り入れた事で、法華経信者は世界中に多くの信奉者をつくりました。

法華宗日蓮正宗、立正佼正会、創価学会......etc.

どれにも僕は入っていませんが、いろいろある中で、真に法華経を正しく教えている宗教団体がどれくらいいるのか......。

 

しかし、日蓮は僕の尊敬、敬愛する人物の一人です。

法華経を通じて、ご先祖様をご供養するのを教えていただいたのも、日蓮の教えが基盤にあったからだと思います。

 

「我、日本の柱とならん」

「我、日本の眼目とならん」

「我、日本の大船とならん」

 

というあの有名な言葉にも、釈尊の影響があったのかどうかは定かではありませんが。

 

で、最後にもうひとつだけ☝(ドラマ「相棒」の右京ではないw)、日蓮法華経についての逸話をご紹介します。

日蓮は、ある日から山梨県にある身延山(みのぶざん)に隠棲し、現在の思親閣がある身延山山頂に登り、亡き父母の墓のある房総の方を拝しては両親を偲んでいました。

建治3年(1277年)9月、身延山山頂から下山の道すがら、現在の妙石坊の高座石と呼ばれる大きな石に座り信者方に説法をしていた。その時、一人の妙齢の美しい女性が熱心に日蓮の説法を聴聞していました。

「このあたりでは見かけない方であるが、一体だれであろうか」と、南部公をはじめ一緒に供をしていた人達はいぶかしく思ったのは言うまでもありません。。

日蓮は、一同が不審に思っている気持ちに気付き、また読経や法話を拝聴するためにその若い娘が度々現れていたことを知っていました。

その若い女性に向かって、「皆が不思議に思っています。あなたの本当の姿を皆に見せてあげなさい」と言った。すると、女性は笑みを湛え「お水を少し賜りとう存じます」と答えると、日蓮は傍らにあった水差しの水を一滴、その婦人に落とした。すると今まで美しい姿をしていた婦人は、たちまち緋色の鮮やかな紅龍の姿に変じて仰った。

「私は七面山に住む七面大明神です。身延山の裏鬼門をおさえて、身延一帯を守っております。末法の時代に、法華経を修め広める方々を末代まで守護し、その苦しみを除き心の安らぎと満足を与えます」と。

そう言い終えるや否や、七面山山頂の方へと天高く飛んで行きました。

その場に居合わせた人々は、この光景を目の当たりにし随喜の涙を流して感激したといいます。


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実際、身延山にある奥之院(おくのいん)には、七面大明神を祀る岩みたいなものがあって、そこを2週くらい廻ると、良いらしいですよ。(*^^*)

日蓮七面大明神の話は、あくまで伝説ですので。😅

 

仏教には様々な宗派がありますが、僕は法華経以外はあまりよくわからないので、ここで書くのは控えさせていただきます。

そして、先ほど書いた仏教の対岸にある神道についてお話していきたいと思います。

書く前に、ちょっと待てよッ......ムムム...(-_-;)

やっぱり僕には仏教神道の違いがわからないです😂

ですが、神道とは、日本人の誰もが持っている精神だと信じています。

仏を敬う心、神様を敬う心、それらは日本人の心に根付いているのです。

ただ、それに気づくことなく生きている日本人が多いという事だけで、徐々に掘り返していけば必ずその極致に達するものだと信じています。

日本人は、誰一人薄情な人間はいない。

いたとしても、それらの人は、気づいていないだけだと。

脈々と受け継がれてきた、日本人の精神を......。

 

先程、尖閣諸島の話を書きましたが、今こうしてる間にも尖閣周辺には中国船が大挙している事だと思います。

彼らは領海侵犯するだけで、決して何もしてこない、、すなわち日本国民にこう思わせようとしているのです。

「あれだけ中国の船が尖閣周辺に来てるのって、ちょっと異常だよ。もしかしたら、こうまでしつこくしてくるって事は、本当は尖閣諸島って元々は中国の領土なのかも。」

こう考えさせるために、毎日毎日尖閣周辺に船を動員する中国の印象操作が、本当は日本の領土である尖閣諸島を危うい状態にさせているのです。
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親日派で知られる、台湾の李登輝元総統も、日本における信仰について書籍で書いておられます。

本書で李登輝氏は、第六章で『信仰は力なり』と題し、日本精神の素晴らしさと自らの境地「私でない私」台湾の言葉で表現するところの「我是不是我的我」について語っておられます。

こちらも是非、ご一読される事をお勧めします(*^^*)

 

熱誠憂国 日本人に伝えたいこと

熱誠憂国 日本人に伝えたいこと

 

戦後70余年......今の日本に住む日本人は、大半が平和ボケし、ひとたび戦争となると狼狽し、命を失くすのは嫌だとか、政府は戦争をしたがってるとか、ありもしない妄執にとり憑かれ、自己保身に走るのでしょうが、台湾をはじめとするアジアの人たち(特亜3国をのぞくのは、モチのロン❗)は、日本の事を日本人以上に気にかけ、心配し、憂いています。

当の日本人が立ち上がらなくて、どうするつもりなのですか!?

神道と云ふは  人々日用の間にあり」(度会延佳 わたらい・のぶよし 「陽復記」『神道のことば』より)とあるように、神道は日本人に生まれた時から備わっているDNAと同じくらい重要なものです。

普段の生活の中でも、常に日本人たるを忘れず、日々をこなしていく事が大切であると思わせていただきます。


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僕は幼き頃より法華経の教えに触れ、その仮定で神道を知るようになり、好きになり、学び、それらから自然的に芽生えた愛国心......三つの要素をミックスし、重ね合わせた結果、今の僕がいるのだという事です。

 

最後に、『別冊 正論27』の中の【『立正安國論』で今もある危機説いた日蓮  ー迫害受けても国や民、自らの親を思うー  筆者:北川前肇氏】からの文を引用、掲載させていただきます。

 

「国を治める帝王は、国家の制度を基として、国をおさめ、人々は田畠を耕して世の中に生きています。

そうであるのに、他国から攻められて国土を侵略され、また国内の戦乱によって、土地が奪われたならば、どうしておどろかずにいられましょうか。どうしてさわがずにいられましょうか。

国が亡び、家を失ったとすれば、いったいどこにのがれるところがあるでしょうか。

あなたが、自分自身の安らかなことを願うのであれば、まず何をおいても国の四方が穏やかであることを祈らねばならないのでは、ありますまいか」


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今回も拙い文章のブログを、最後までお読みいただきまして、ありがとうございました🙇

これにて、失礼致します。

 

                                  @2677/ 7/ 13/ 草稿

『絶対正義』と『絶対悪』についての超短編小説📖

皆様、こんばんは。aikokuken-ryujiです。

今回のブログは、前回の最後に書いた、仏教的な内容のブログを  と、考えておりましたが、ある事情で前言を撤回させていただき(男らしくねぇ...😩💧)、表題にありますように超短編小説的なものを思い付いたまま書かせていただきます。

 

まことに、申し訳ございません...m(_ _)m

 

もちろん、小説の類いなるものなので創作と現実の僕の気持ちを混ぜ合わせたものとなります。

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『梅雨時』

 

本木公二は、またも夜の街を徘徊(うろつ)いていた。

何か、眠れぬらしく自家の床の上に寝そべっても目がさえるばかりでどうしようもないので、横で静かな寝息をたてて寝ている細君を起こさないよう細心の注意を払って、玄関の戸をなるだけゆっくりと開け、閉める時も極力はでな音をたてずに閉め、外に出たとしても家を離れる際、履いている下駄の音にも気を使いようやく住宅街から離れ、商店街に続く一本道に躍り出たところであった。

20分ぱかし歩いたところで、本木氏は様々な光景を目にした。

本木氏がただ歩いていると、後ろから車がやってきて、自分を追い越す時に余程近かったのか、右腕にバックミラーが  がん  と当たり、それでもドライバーは知らん顔して行き過ぎていった。

尾灯(テールライト)の明かりで、ドライバーが女だとわかり、本木氏は  「ちょっ」  と不機嫌そうに舌打ちをしただけでその場をやり過ごした。

あと、若い恋人同士であろう若い男女が、自転車を走らせながら横に並んで会話をしているのを見た。

一本道は、そう太くもないので、後ろからきた車は少し立ち往生していた。

それでも若い男女は、避けようともせず楽しそうに会話をしながら自転車をのろのろ走らせていた。

本木氏は、学校の教諭でもないので、それでいて社会事業者でもないものだから、「君たち、自転車に乗りながらの会話は危険だよ。会話に気をとられて運転を過り、自分達や歩行者に危ないじゃないか」と一声かける道理も見出だせぬまま、じっとその様子を凝視していた。

かく言う本木氏は、今そんな他人にかまっていられるほど余裕のある精神状態ではなかった。

彼は売れない作家であるが、4日前にやっとテーマが決まり新作に取りかかろうと筆をとったところ、書き出しの部分がいっこうに書けないでいる。

テーマは「絶対正義と絶対悪」。

はてさて、この途方もない大きなテーマについてどう書こうか。すべては書き出しいかんで決まる。

書き出しが月並みやつまらない文章であったなら、読者は喰いつくまい。

いや、最初の二、三行読んだだけで飽きられて本棚にもしまわれず、部屋の片隅に放りっぱなしにされるのではないか...。

本木氏は、売れない作家ではあるのだが、そこのところが妙に物書きのプライドたる考えをもっているのであった。

 

しばらく歩いていると、本木氏は商店街に出た。

いつも見慣れてる店、道、街灯、ゴミ箱の位置などそれらはすべて頭の中に入っている。

思い出しただけで嘔吐を催しそうだ、、本木氏はそう思うくらいにこの街には長く住んでいる。

馴染みの商店街。よく酒を飲みにふらりと足を向けたものだ。

しかし、彼は飲み屋には入らず、コンビニで安酒を買い、夜風に浸りながら一人酒を飲むのを好んだ。

その方が安くつくし、なまじ一人身で飲み屋などに入り酒を飲んでも、高くつくばかりで気持ちが鬱屈としてくるのをつまらなく思ったからである。

物書き特有の孤独感というか、いや、人間誰でも独りになって考えたいと思う時が人生には何度かあるのだ。

本木氏も今は独りでいたい。悩みの相談など細君がいるのだから、いくらでもできるだろう  というのは青臭い純粋な異性との交際まだ浅い若者の考えにすぎないだろう。

夫というものは、そうみだりに妻に泣きすがったり、軽々しく悩みを打ち明けたりしないものだ。

悩みがあったとしても、妻にはグッと口をつぐみなんでもないフリをしようとする...一種、それが男のプライドたるものだと本木氏も例外なく抱懐していた。

 

本木氏はコンビニで安酒を買い、少しのつまみにとチキンもつけてもらい、店先でチキンを狂ったように頬張ると、酒を片手にコンビニを離れた。

ふと、薬局の軒下に来た。本木氏はどすん  とシャッターの前に座り込み、存分に酒を飲み、五臓六腑に隅々まで沁みわたらせた。

だんだん酔ってくる......頭がなんだか軽く感じられ、目がまばたきする毎に浮いてくるのがわかる......。

ふと、商店街に入る前の、いつも煙草を買っている煙草屋に通りかかった事を思い出す。

夜も遅いので、当然閉まっている。

二階の窓も閉まっている。月灯りに照らされて雨戸の光沢が妙に不気味だ。

そうだ、今は梅雨時なのだ。

しかし、雨はあまり降らない。今年も空梅雨なのか。

「絶対正義と絶対悪」についての思索をめぐらせている間も、原稿の前で苦しみながらもふと窓外を見つめ、雨じゃない......と気持ちを寄せた事もあった。

 

そもそも何故、本木氏は絶対正義と絶対悪についての小説を書こうと思い立ったのか。

それは、この世の中、絶対正義というものは無くてはならない心持ちだが、最近、絶対悪  という心持ちのある人間がさっぱりいなくなってしまったのだという事に気づいた。

絶対正義  は、何の見返りも報酬も求めない。一種のヒロイズム的な日本人のこころの奥底に眠る民族性といったものがそうさせているのだろうが、それに対する絶対悪  というものが今の世間には見当たらない。

現根の悪は、絶対的に「悪」にはなりきれず、悪を行使した暁にはそれなりの見返り、報酬が必ずある。

正義  という定義に生きる人たちの立場と悪  という定義に生きる立場。

それは寸分変わりないものだと。

しかし、「絶対」という文句が先立って修飾されると、それは悪  の立場にはもう無いのだと。

悪  は必ずしも自分の立場が 悪  であると思ってはいない。

正義から見る悪は、自らが正義だと思い込んでいる。

そこが些か厄介なところである。

本木氏も、そこに多少なりの瑕瑾(かきん)を抱き、今夜も自家で筆をとるには精神的に慮(おも)んぱかるところが発生し、こうして憂さ晴らしに夜の街をぶらぶら歩いているのだ。

一体、正義とは、悪とはなんなのか......。

 

正義は、正義であって昔のような『勧善懲悪』とかの思想や歴史があるが故に信用できる産物として人々にも理解できるのだが、悪が自分たちが正義と唱えると、それは悪でなく正義という立場で、一般定義の正義に抗うものになってしまうのか......。

そこで、本木氏は停頓してしまった。

 

彼の住む街には、多くのアジア系の外国人が我が物顔で住んでいる。

彼らは選挙権もない。いつ、どこからやってきてある日突如として日本に住みつくようになったのかも判然としない。

同時にこの国に無条件で住む資格があるのか、ないのかはそれはわからないが、少なくとも彼らが正義か悪かと問われれば、本木氏は正確な答えを見出だせないであろう。

今、正義と悪の思考の軋轢の只中にある彼には、その判断ができかねる心中にあるのだろう。

本木氏は、飲んでるうちに用を足したくなった。

しかし、公衆便所が近くにないので、仕方なくその辺ですることにした。

出物腫れ物......という諺があったなァ  と朧気な頭に浮かべながら放尿を終え視線を逸らすと、 Alley (路地裏)からもれる一筋の灯りが彼の目にとまった。

ふと、その寸分の隙間を一人の少女の影が横切った。

少女は、眼鏡をかけていて鞄を大事そうに抱えながら足早に消えていった。

もう片方の手には、ビニール傘を持っていたのもみとめた。

そうだ、梅雨時なのだ。

しかし、雨はあまり降らない。この矛盾が、本木氏の行き詰まる『絶対正義』と『絶対悪』の拮抗と似たような感慨を持たせるのだった......。

 

本木氏は、体はじゅうぶんに酔っているにも拘わらず、はっきりとした意識を閃かせながら、ゆっくり、、本当にゆっくりと足を歩ませながら愛しい細君の眠る自家へと歩き出した。

危ぶまれる帰路の中途中途で、下駄をカラコロいわせながら、本木氏は未だ雨の降りそうにない空に向かって一瞥を不穏そうに投げ掛けた。

 

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以上で初の短編的小説を書かせていただきました。

なんだか、終わりが中途半端な感じになってしまい、すみません💦

テーマに掲げた『絶対正義』と『絶対悪』についての言及は敢えてしないでおきます。

それぞれ、皆様のお考え次第におまかせしたいと思います。

突然の拙作を披露してしまい、まことにすみませんでした。

 

終わりまで読んで下さった方に、感謝申し上げます。

おやすみなさい。

 

                                @2677/ 7/ 11/ 草稿

現代日本における『伝導者』の必要性と、日本が救われる道とは......?

こんばんは。aikokuken-ryujiです。

そういえば、昨日7月7日は七夕でしたね🎋

皆様、何か願い事をされましたか?(*^^*)

短冊に何か願い事を書いて、笹の葉につるされましたか?

僕は特に願い事をしたわけではありませんが、短冊に書くとしたら「家族の幸せと健康」「日本の平和と平穏」あと「僕自身が良縁に巡り会える事」くらいですかねwww

ま、僕の願い事はともかくとして(笑)皆様の願い事はきっと彦星と織姫のいる天の川に届いていつの日か叶えられることでしょう。


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せっかくですので、下記リンクに七夕の彦星と織姫の事について少しだけ触れておきます⬇⬇⬇
http://dog-which-sings.com/1183.html

 

さて、今回のブログですが、前回に引き続き映画の話をさせていただきたいと思います。

と言っても、今回は映画の話はそこそこにして、今現代日本に於いて足りないものとは何か、またその足りない部分を補うものとは一体なんなのか、どういうものなのかを中心に書いていきたいと思います。

 

まず、映画の方を簡単に紹介させていただきます。

1972年に公開されたアメリカ映画『ポセイドン・アドベンチャー』です。
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これは小説の映画化で、小説の方は1969年にポール・ギャリコによって書かれました。

原作者のポール・ギャリコは、父がイタリア系、母はオーストリアからの移民というヨーロッパ系の血を引いている人物です。

代表作に猫になった主人公が繰り広げるファンタジー『ジェニィ』や、雪の発生から消滅までの過程を、人間(女性)の一生になぞられて比喩的に示した短編(中編)『雪のひとひら』など。

こちらは、卓抜な比喩が見事で、代表作の一つと見なされます。

『ジェニィ』や『雪のひとひら』などは取り上げるテーマが非常に繊細で、とても映画にするや否や"パニック映画"の代名詞と挙げられるほどの作品『ポセイドン・アドベンチャー』を書いた作家と同一人物とは思えませんよね。

ですが、それぞれを書いたのは紛れもないポール・ギャリコその人です。

ポセイドン・アドベンチャー』の内容を簡単に説明しますと、豪華客船が海底地震による影響で巨大な津波が発生し、その津波を回避しようとするもできず、まともにかぶってしまい81,000トンを誇る客船があれよあれよという間に、まっ逆さまに海上にひっくり返ってしまうのです。

その時の衝撃で傷つき死んでしまった乗客や船員がいる中でも、なんとか生き残った人たちは、船のパーサーが、救助が来るまでこの場所に留まろうと主張しますが、それを断固としてはね除け、船は逆さになってるのだから、登って行けば生きてここを出られるかもしれない  と言い出し行動を起こす人物が出てきます。

彼の名は、スコット。

映画では『目撃』(1997年  クリント・イーストウッド監督作)『クイック&デッド』(1995年)『許されざる者』(1992年)などで近年悪役を多く演じているジーン・ハックマンが存在感たっぷりに演じています。

(僕的にはアーネスト・ボーグナイン演じるロゴ刑事がキャラクター的に一番好きです 笑💧)


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⬆写真前列右から一人目がジーン・ハックマンです。

スコットは牧師ですが、あまりにも従来のキリスト教信者の思想とはかけ離れ、破天荒な持論を展開させている型破りな牧師です。

多くのキリスト教信者や牧師は、神にすがり、神を頼るもののみが救われる  といった教義が全体的に支配していますが、スコット牧師の持論は、神は多忙な身なので人間一人一人の事など気にしていられない。だから人間も神に頼るばかりでなく、自らの内なる神を信じよ  というポジティブなもの。

ドイツの哲学者、フリードリヒ・ニーチェのように、神は死んだ  とは言わないものの、自分の中に眠る自身の神を信じ、自らの勇気と力をもって困難を克服せよと言っています。

この宗教感が全体的に小説では、重要なキーワードとして描かれ、映画のように単なるパニック映画としてではなく妙に理屈っぽい描き方になっているのが映画との相違点ですね。

事実、小説と映画の決定的な違いはラスト近くの場面にあって、映画ではスコット牧師の自己犠牲によって今まで付いてきた人々が救助隊によって助けられ、めでたしめでたしといった結末なのですが、小説の方はスコット牧師の死について、また、何故乗り合わせた大勢の乗客の中で自分たちだけが助かったのか、などとパネルディスカッションを行い始めます。

たぶん、この場面はパニック映画としてはいかにも辛気臭いので省いたものと思われます。

 
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ここでスコット牧師についてスポットを当ててみたいと思います。


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映画(小説)の中で、スコット牧師は付いてきた乗客たちを全員生きて生還させる為に、様々な奮闘や思考を巡らせます。

聖職者という立場なのか、自分に課せられた運命を感じてという事なのかはこの際いいとして、圧倒的なリーダーシップを誇り、遂に船底までたどり着いたところで、自ら死を選んで皆を助けるに至った責任感というか、強固たる意志が僕の胸にはグッときました。

これはまさに、『伝導者』の鑑だと。

自分に付いてくる賛同者、何としても生きてここを出るという強い意志を持った者だけを身を以って引っ張り、進む途中で何人かの死を目の当たりにしたにも拘わらず、希望の火を決して消すことなく自分の最期の時まで助けたいと願ったまさに『伝導者』。


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僕はどちらかと言うと、キリスト教的教義よりも日本古来の神道仏教を重んじる方なのですが、神様については否定はしません。

エスキリストを信じるのとは違いますが、一般的に言われるいわゆる『神様』の存在を信じています。

僕の心の奥底に潜む信心深い性格ゆえでしょうか...(笑)

今の若者のように、信心深さを失って自分の快楽や悦楽だけに軽々しく身を焦がしているのを見ると、少し悲しくなりますね。

まぁ、若者だけに限って言える事ではありませんが。

 

さて、これらスコット牧師についての人物像を今の日本について当てはめてみたら、現代日本に足りないもの  というのは自ずと判然とすると思います。

 

今、日本という国は疲れ果て、傷つき、貶められ、真の日本としての日本、日本民族たる日本人の継続が危ぶまれています。

それは、反日勢力や在日支那朝鮮人、また、それらの国にとって都合の悪い事に口をつぐむマスメディア、国賊売国奴政治家などによってです。

現政権を執っている自民党も、過去に多くの過ちや反日、在日、特亜3国と呼ばれる国々に対して、必要な措置をとって来なかったばっかりに大きなツケを払わされる結果になっています。

NHKなどでも連日、安倍総理稲田朋美防衛大臣に対してのバッシングを繰り返し、まるで野党(特に民進党)の伝える声が国民の声みたいに報道しているのに我慢できない苛立ちが日々募っています。(-_-#)

NHKだけではありません。フジテレビ、TBS、朝日新聞毎日新聞東京新聞中日新聞、さらに沖縄では琉球新報沖縄タイムスの2紙が依然、県民の心を惑わしているのも事実です。
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これらの日本を傷つけ、貶める勢力に抗うには、政治のトップである総理大臣が毅然とした態度で以て、発言力と実行力を如実に示す事が国民にとっての政権与党支持のバロメーターに繋がるものだと思います。

しかし、未だ大きな成果を得られていませんよね。

僕は自民党支持者、安倍総理支持者でありますが、国のトップたる総理大臣が未だに靖國神社参拝を成し遂げられず、燻っているあたりが残念でなりません。

天皇陛下から直々に任命された総理大臣という職の重さには重々向き合っておられると思いたいのですが、下をあずかる国民としては歯痒いばかりが先に立つのも仕方ない事だと思います。


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日本は、自国を強い国、厳然たる伝統文化、歴史を誇れる国として導く『伝導者』の存在を今一つ感じられない状況です。

そうしてる間にも、反日勢力や在日による内側からの日本侵略、国家転覆を目論む者共によって傷つき、疲弊していっているのです。

 

我が国を昔のような強靭な国、世界に唯一無二の伝統文化をもつ、その事を国民全員が誇りに思う精神を取り戻すには、やはり『ポセイドン・アドベンチャー』のスコット牧師のような確固たる意志を持った指導者、伝導者が必要です。

僕としては、遂に憲法改正の必要性を説き始めた安倍総理を伝導者として信じたいところですが、もう一人の政界の救世主に安倍総理と同じように期待をかけている人物がいます。

 

日本第一党党首の桜井誠、その人です。

ネットに通じている愛国者や保守の方々にとっては、日本を守る最後の砦 といった認識高いまさに救世主。

桜井さんは、在特会(在日特権を許さない市民の会)時代から注目していて、この人ならきっと今の日本を変えてくれる❗と強く胸に感じています。

 
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桜井党首率いる、日本第一党は先日の都知事選で岡村幹雄氏という素晴らしい候補者をたてましたが、残念な結果に終わりました。

ですが、きっとまたどこかの場面で巻き返していただきたいですね。

僕としては、安倍自民党の右舷を日本第一党がとってくれたら、更に自民党公明党といい加減手を切り、日本第一党と手を結んでくれれば本当の意味で、日本を取り戻す第一歩を踏み出せると考えています。(^o^)/🎌 ✨

 

その日が実現するまで、我々国民は草の根運動を決してやめてはいけないですよね❗

国民は、真に日本の為に尽力していただける、考えて実行に移していただける政治家=指導者・伝導者の出現を心待ちにしているのです。

最も尊敬する保守論客、保守政治家の一人、青山繁晴氏がいつかの講演会で仰っておられましたが、「実際に国を動かすのは、政治家でも無く、総理大臣でもない。畏れ多くも天皇陛下でもそれはないのです。ならば誰なのか!?  それは僕たちです。僕たち国民の声なのですよ」と。

まさにその通りで、表面だけ見れば国民の生活は政治に誘導されているととられがちですが、その真意はすべて国民の総意によってでしか政治家は動けないのだと。

だから日本国民の一人一人が、愛国心を持ち、真剣に国を憂い、想い、日本を貶める傷つける輩と正面切って刺し違えるほどの覚悟を行使していただける政治家が出てくるのを、我々国民は活動の合間に常に祈願をしていなければならないものと思います。

スコット牧師=(屈強な志を持つ伝導者)の指導と鞭撻の下、船底から生還=(自虐史観からの脱却、愛国心の目覚め)するのは今ですよね❗

 

最後になりましたが、前述した『ポセイドン・アドベンチャー』の映画予告編をYouTubeにて掲載しておきます。

機会があれば、今回のブログの内容と重ね合わせて観ていただければ僕としても幸いです。σ(^_^;)

(蛇足......後年、『裸の銃をもつ男』シリーズなどでコメディアンとして有名となる名優、レスリー・ニールセンが船長役として出てるのも必見です 笑)
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The Poseidon Adventure (1972) Trailer - YouTube

 

次回は、キリスト教的教義から転じて、仏教について触れたいと思います。

最後まで読んで下さり、今回も感謝でございますm(_ _)m

 

おやすみなさい💤  素敵な夢を...(*´-`)

 

                                     @2677/ 7/ 8/ 草稿

映画って、本当にいいもんですねぇ~(*´▽`)

皆様、こんばんは😃🌃  aikokuken-ryujiです。

実は最近、仕事で足首を痛めてしまって...(><;)

その痛みが今日になって酷く痛みを感じるようになってしまいました💦

仕事してる構内では、出勤時からずっと歩きっぱなしなので無理もないですが。

各地域では、台風による影響で豪雨に晒されて大変な事になってますね。

台風一過とはいうものの、お気をつけ下さいませm(_ _)m

 

さて、今回は僕の趣味のひとつ、映画について書いていきたいと思います。

タイトルが、やや水野晴郎ぽくなってしまったのには笑って誤魔化すしかないので、皆様も素直に笑って下さい😂😂

 

皆様、映画はお好きですか?  僕個人の意見では、最近の映画はあまり良いのが無く、映画館に足を運ぶ機会も失しているのでありますが、映画という娯楽は実に人の心を癒し、鼓舞し、また励ましてくれるものですね。

ある映画では、忘れかけていた大切な何かを思い出させてくれる... またある映画では、堅苦しい事ぬきにして思いっきり笑い、楽しませてくれる... またある映画では、歴史の再認識と共に先人の強い想いを受け継いでいかなければ! と、半ば益荒男と化して今まで自分が知り得なかった何かを知り、奮起のきっかけを作ってくれる...  映画には、何にせよ人の心を惹き付ける強力なパワーが内在しています。

明日への活力とでもいいますか(笑)

 

僕は邦画、洋画問わず、ジャンルも問わず、過去にいろいろな映画をみてきました。

アクション、SF、サスペンス、コメディ、恋愛もの、ホラー、オカルト、戦争もの、法廷もの...etc.

あっ、法廷ものは映画としてはちょっと個人的に退屈ものなのであまり観ていませんが(笑)

しいて言えば、退屈しない法廷ものは『十二人の怒れる男』くらいですかね😂

1954年のにテレビ放映された作品を3年後に映画化したものです。

監督は『狼の午後』などの社会派シドニー・ルメット。主演はヘンリー・フォンダでしたね。

この映画は、日本でも2009年に開始された陪審員制度に因んで教材とされた事は、記憶に新しいかと思います。

 

今回のブログですが、毎度お馴染み僕の私的考察で、微妙に例えをいれつつ端的に紹介をさせていただきたいと思います。

挙げる作品は3つ。

まず、ひとつめは日本映画が世界に誇る巨匠、黒澤明監督による時代劇超大作『七人の侍』です❗


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この映画は、最初ビデオで観ました。

さすがにリアルタイムでは観れない(生まれてない...😵💧)ので、ビデオで観て、のちにDVDを購入しました。 

脚本に『砂の器』など名作の執筆も数多い橋本忍、御大の小國英雄、そして監督兼任の黒澤明の三人。

有名な『侍のテーマ』を手掛けた音楽担当に早坂文雄、そして出演者も三船敏郎志村喬、千秋實を筆頭にそうそうたるメンバーでしたね(*^^*)

ちなみに、海外でも人気が高く、翻訳で各国でも上映され大絶賛されました。


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ここに、日本映画あり! 世界のクロサワあり! と知らしめた作品でしたね。

内容をざっくり書きますと、戦国時代......戦の絶えぬ時代にある寒村が野武士(戦で負け敗走する中で、盗賊と成り下がった武士)の一団に目をつけられ、狙われてしまう。

野武士の襲撃を防ぐ為、村人は侍を七人雇い(雇うといっても飯を食わせるのを唯一の条件に)、多くの犠牲者を出しながらも侍と共に戦い、最後は野武士から村を守るといったもの。

かなりざっくりで、映画を知らない人は (?_?)って感じでしょうが、どうかお許しを😣

 

僕は黒澤明監督の映画は、けっこう好きで『用心棒』(1961年)『天国と地獄』(1963年)『どですかでん』(1970年)などいろいろ観てきましたが、この『七人の侍』は郡を抜いてましたね。

元々、アメリカの西部劇の名監督、ジョン・フォード(『駅馬車』『リオ・ブラボー』などのウエスタン活劇の名優・ジョン・ウェインを見いだした事でも知られる)の影響で西部劇のような時代劇を撮りたい!と黒澤監督が思い立ったのがきっかけと言いますが、徹底した時代考証や内容の根深さ、ダイナミックな撮影、勇壮なテーマ音楽、そして出演俳優の力演など、これぞ時代劇といった真骨頂なるものを感じずにはいられません。

それが功を奏してかアメリカでも『荒野の七人』として翻案され当時無名だったスティーブ・マックィーンチャールズ・ブロンソンジェームズ・コバーンらを一躍スターダムに押し上げた記念碑的作品となりました。

ちなみに『荒野の七人』の監督、ジョン・スタージェスの『大脱走』は19歳の時にビデオで観て、心酔した事をおぼえています。

 

この『七人の侍』の中で印象的なシーンがあって、それは集落から離れた橋向こうの家々まではとても守りきる事ができないので、辛いだろうが引き払ってくれと侍の頭である島田勘兵衛(扮するは志村喬)が言ったところ、百姓の一人が「馬鹿馬鹿しい!自分の家捨ててまで他人の家守る事はねぇだ!」と捨て台詞と共に槍を放り投げるのをみて、勘兵衛が放つ台詞。

「離れ家は三つ、対する集落は二十。三軒の為に二十の家々を犠牲にする事はできん。また、集落がやられて離れ家の生き延びる道は無い。戦とはそういうものだ。

人を守ってこそ、己も守られる。己の事ばかり考える奴は、己をも滅ぼす奴だ!」


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これには本当に熱いものを感じました。

自分の事ばかり考えて、連帯を崩すのは、ひいては全体の秩序なり結束なりを崩す事に繋がるものだと。

戦というものが何であるか。どんなに厳しいものであるかを身勝手な心構えの百姓たちに一喝をいれた勘兵衛はまさに圧倒的リーダーシップをもって挑んでいたものと思えます。

これは置き換えれば、侍側がアメリカ、そして百姓は日本だと考えたら、どうでしょうか。

アメリカは日本の各地に在米軍基地を置き、何かあれば日米安保条約の規定により即座に日本防衛の為に動いてくれます。 

しかし、守られる側の日本は何もしないで守られてばかりいるのは、やはりおかしい。

守る側にとっても、守られる側は誠意を示してほしいと思うもの。

それでいて日米安保は成り立っているのだと思います。

この点については、就任直後にアメリカのトランプ大統領が明言していますね。

日本から米軍基地を撤退させると。

しかし、これは日本側が自国を防衛する確固たる意志を見せるか見せないかを試したものだと僕は思いました。

元々は憲法9条をはじめとする日本国憲法は米国人が作ったものですが、当時指示したダグラス・マッカーサー元帥も後年、日本が憲法改正を未だ行っていない事に驚愕したとあります。

 

本当は、我が国に祖国防衛の為の正規の軍隊が認められていれば、わざわざ日米安保条約による在日米軍などは不必要なのですが、憲法9条があるおかげで日本は未だ祖国を守る術を得られないでいるのです。

だから、『七人の侍』で何の見返りもなく命を賭けて百姓、村の為に戦う侍に対して、何の危機感も無く己の事ばかり気にして、秩序、連帯を乱す左翼、お花畑には日本の現状を知ってもらいたいと思いました。


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⬇⬇『七人の侍』予告編 YouTubeさんから。


七人の侍(プレビュー) - YouTube

 

さて、次の映画に移りたいと思います。

次に紹介するのは、2005年に公開された日本映画『男たちの大和』です。

辺見じゅんによる原作を映画化したもので、物語は大東亜戦争末期に沖縄に海上特攻の名目で出撃した日本海軍最大の戦艦、大和の末路と乗組員の人間模様を描いたものです。


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長渕剛の歌う主題歌「男たちのYAMATO」「CLOSE YOUR EYES」も有名ですよね🎵

主演は反町隆史松山ケンイチ蒼井優中村獅童仲代達矢の面々で、鈴木京香中村獅童扮する内田守二等兵曹の養女役で、現代を視点に物語が進んでいきます。

戦艦大和については、今更言わずもがなでありますが、僕は何度見ても涙するシーンがあります。

それは、松山ケンイチ扮する海軍特別年少兵・神尾克己が遂に大和に乗船し海上特攻に加わる前日、蒼井優扮する神尾の同級生・野崎妙子が想いのたけを告白するシーン。

会話の流れは、こうです。

 

妙子「克ちゃん......大和は沖縄に行くんじゃろ?  克ちゃんも死ぬるんか...?

(涙が溢れ)嫌じゃ......!嫌じゃ......!!克ちゃん死なんといて!!死んだらいけんよ!!」

神尾「妙ちゃん......俺も、死ぬるんは怖い。でも、俺らが日本を救わなければならんのじゃ。だから行くんじゃ......」

妙子「私......克ちゃんが、克ちゃんの事が好きじゃ......」
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書いてる途中で、涙が......😢

ごめんなさい💦   このシーンになるといつも涙が出てきます。 

特攻隊のブログでも触れましたが、当時の若者は国の為なら自分の命を擲ってでも死闘の限りを尽くしました。

それだけ切羽詰まっていたのです。それでもやはり人の子。死ぬのは恐い。それでもやらねばならぬ。

これを今の若者と比較すると、どうでしょうか。

三島由紀夫をテーマのブログで載せた動画にも、「今の若者は、死を恐れてはいますが、生が死の前提であるというのには疎い」と言っていますね。

恐らく、今の平和ボケした世界に生きる大半の若者は、果たして国の未来の為、大事な人を守る為に自ら死を選ぶ事ができるでしょうか......。

国家に殉死する、、それは個人の生命尊重の立場で物を言う人たちには、到底わかり得ない事だと思います。

国家、国ありきの国民、生活と深く考えるべきです❗
f:id:aikokuken-ryuji:20170705221709j:image戦艦大和に乗船し、その命を散らした3333余名の英霊様に対して、合掌。

 

⬇⬇『男たちの大和/ YAMATO』予告編 YouTubeさんから。

https://youtu.be/mn_zLLTgpcs 

 

では、最後の映画に移らせていただきます。

それは平成14年に製作されましたが、左翼や政治的圧力により僅か2日間で上映禁止となってしまった幻の映画。 

そう、『凛として愛』


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監督、ナレーションを勤めた 泉水隆一監督は平成22年7月15日に逝去されましたが、関係者の努力で、DVDやYouTube で日の目を見ることになりました。


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この映画は、日露戦争から大東亜戦争、さらに満州国建国、南京事件の嘘、通州事件の真実、盧溝橋事件、そして神風特攻隊の歴史にまでも詳細に描かれていて、まさに真実の歴史を知りたい者は本作を観よ!と豪語してるかのような充実した内容となっています。

戦後、GHQによる占領下で日本人魂を骨抜きにされ、『ちょうちょ』『我は海の子』『兵隊さんの汽車』などの童謡唱歌をも書き換えられ、さらにたった2週間足らずで制定された法律専門家でもない米国人による日本国憲法により今日まで我が国は、すべての事にがんじがらめで政府や国にとって多くの禍根、問題を残し、それが尾を引いて今でも解決されないままでいます。

些少ながら本来の日本を取り戻す活動をされている組織、政党も存在するものの、やはりGHQの意志を受け継ぐ勢力の力は甚大なもので、新聞メディアなどあらゆる媒体を駆使して、日本という国を貶め、傷つけてきました。

僕も20代後半までお花畑で過ごしてきたもので、本当の事を知るのはネットなくしてなし得なかったものと思わせていただきます。 

そういう意味で、お花畑精神からいち早く離脱し、真実の歴史を知るにはこの『凛として愛』を観るのが一番の近道だと思います。


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冒頭の画像をいくつか掲載させていただきましたが、この画像を順にみていってもわかるように、日本人が目覚める時はまさに今なのです❗🎌

 ⬇⬇下記リンク『戦後、改竄された童謡唱歌』

http://itakiso.ikora.tv/e1055868.html

 

⬇⬇下記リンク『戦争に翻弄された童謡唱歌』ヤフーブログさんから。

https://blogs.yahoo.co.jp/y0_yamaguchi/24100974.html

 

まずは『凛として愛』を観て下さい。

そして、真の歴史を知って下さい。

必ず日本人としての自分に覚醒し、この国を守る為にはどうすれば良いか...という素朴な疑問に突き当たるはずです。

また、これを観て、感動しない日本人は一人もいない事を自信をもって公言したいです。

 

⬇⬇『凛として愛』ノーカット版 YouTubeさんから。

https://youtu.be/r2zwu_1bqIg

 

先日、東京都議選挙が行われましたが、僕が支持する日本第一党からの候補、岡村幹雄氏も残念ながら落選してしまい、小池百合子知事率いる「都民ファーストの会」による一人舞台で自民党も大敗を喫してしまいました。

小池知事は、豊洲問題についてあまりにも長い間取り上げすぎ、都民の血税の何億円もの大金を無下にしてきました。

これについて、都民の皆様はどう思っておられるのでしょうか...。💧 

右派左派思想を越えて、意見は様々に別れると思うところですが、真に日本人の為に粉骨砕身していただける議員、知事が現れてくれるのを切望するばかりでございます......。

 

今回は映画について肩の力を抜いてのブログにしようと思ったのですが、結局政治、時事について語ってしまいましたね💦

でも、やはり危機感を無視できない状況に今の日本はあると思ってしまうので、締め括りはこのような感じになってしまいました。

 

今回も、拙い文章のブログを最後まで読んで下さり、ありがとうございました🙏

毎回、読んで下さる皆様には、感謝しかありません。

若輩者ではありますが、これからもご愛読のほど、よろしくお願い申し上げますm(_ _)m

おやすみなさい💤

 

                                 @2677/ 7/ 5/  草稿